「犬」になりたい

昨日のことです。
犬と散歩していたら、赤ちゃんをべビーカーに乗せて歩いている
若いお母さんとすれ違いました。
そして、道ばたでしばしおしゃべりをしたのでした。

これは犬が取り持ったご縁でした。

愛犬を「脚が長い！」と、その女性は言ったのです。
嬉しくなったわたしは笑顔全開で、そばに行ったのですが
犬の吠えた声にびっくりしたのか、わたしの形相にびっくりしたのか
赤ちゃんが泣き始めました。

犬を抱っこして、わたしはサングラスを外して、泣き止むのを待ちました。
赤ちゃん（生後４ヶ月）にとって、犬との出会いは初体験になりました。


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息子は言います。
「いいなぁ、犬は。毎日寝転んで仕事もしないでも、餌は貰えるし・・・」
「所詮犬は犬、人間ではない・・・」などなど

わたしは愛犬の代弁をします。
「僕は、いつだって家族の皆が帰ってくると尻尾を振って一番先に迎えに出るし・・・」
「僕に癒されたいと思っている時だってあるだろう？」

僕が「ここ掘れワンワン」といって、掘ってみたら、ザクザクお金が出たら
僕を今以上に大切にするかも・・・ネ（苦笑）などなど。


わたしは人間ですから、犬にはなれません。
犬の気持ちなど所詮分からないのです。

でも、もしもわたしが３歳の雌犬になれたなら
犬語で、お互いの意思疎通が出来るかもしれない。
しかも若い男女の犬同士。
恋人にだってなれるかもしれない。

犬の気持ちが分る人間も居るようですが
わたしは想像の世界だけですが、想像することで
その世界を愉しんでおります。