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父へ…またね [〇〇さんへ (お手紙)]


人生100年と言われている。

私の余生は、100₋71(72)=29(28)年ある。


自分のことはさて置き


     お父さんへ


昨日生きていれば100歳を迎えたであろうあなたの誕生日でした。

市の広報を見ると、100歳を迎えた人の写真と共に

長寿の秘訣や現況が載っていることがあります。


生きていれば、100歳だったあなたの事を思い出しておりました。

もうすぐ「父の日」がやってきます。

私はその日、あなたに何を贈りましょうかしら。


リクエストは?

あなたは聞いても答えません。


きっと、母と弟と天国で仲良くお話をしているのかもしれませんね。

天国では好きなお酒を呑みながら、笑っているかもしれません。


そうねぇ、父の日は仏壇に「ビールと日本酒」を供えましょうかしら?

寡黙なあなたの事だから、それでも笑顔で美味しそうに飲むかしら?


あなたの弱点をわたしは知っているの。

ちょっとでも身体を触ると、くすぐったくって困ることを。

脇腹あたりだと、大変よねぇ。

母と大笑いしたことがあるわ。


いろいろな思い出があるけれど、私は100歳まで生きる予定なので

まだまだ、そちらには逝けませんよ!


それまでは、母と弟と天国で楽しんでください。


私は、しぶとく生き抜きますから。

双子の弟の分も生きるつもりですから。


じゃあ・・・またね(^^)/








 


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